微妙なバランス

フェースのテクスチャだけでも打球感はかなり変わる。ちなみに店主は右手前の旋盤目のモチっと感が好み。

感度の高いパターでボールを打っていると、打ち手の感度も上がってくるようだ。

「プリドーン」パターはヘッド重量の設定が非常に難しい。店主は295gの1stサンプルが非常に心地よいと感じているが、多くの人にとってこれは「軽すぎ」「論外」らしい。汎用性が高いのは310〜320gと思うが、これでも「軽い」と感じる方がいそう。ということで、「プリドーン」の完成品は重ため設定とし、要望があれば軽く加工していく作戦をとっています。軽いのを重たくするのは加工では難しいのです。

で、ここで考えてしまうのはシャフトです。「プリドーン」はシャフト軸周りにヘッド重量が集中しているので、一般パターより手のひらで重さを感じやすいと思います。だから、店主用は295gしかヘッド重量がなく、スウィングウェイトはB5.7しか出ていなくても、「私は」軽く感じないのです。

むしろ、一般的なヘッド重量に近づけるほどシャフトが柔らかく感じてしまい扱いにくく感じてしまうのです。あくまでも「私は」ですが。

このシャフトは一般パターで採用されているメーカー品ですので、とくに柔らかいというものではありません。そして、通常は350g 以上のヘッドに付けられているはず。でも、柔らかすぎる!なんて言われていないと思います。

それでも「プリドーン」だと同じようなヘッド重量であれば、柔らかさを感じてしまう。面白いものだと思います。もちろん、まったく感じない人もいるようなので、そのへんは個人差が大きいとは思いますが。

個人的には、やはりより硬いカーボンシャフトの必要性を感じます。これがあればヘッド重量を細かく加工して調整しなくても、シャフトの強度でストローク中のたわみ感を軽減できるはずなのです。

シャフトが柔らかいと「感度」は下がると思います。同じシャフトならヘッドが重たいほど「感度」が下がる。なのでここが微妙なバランスなのです。ヘッド重のままならカーボンシャフトで硬めにパリッと。ヘッド軽ならスチールでボワっとさせてもタッチが出るでしょう。

さぁ、どっちにする? という感じで、万民に合う正解(ゴールデンバランス)などない世界だと思います。

「私は」軽ヘッド➕硬カーボンでもいけちゃうくらいの感覚があります。この組み合わせがええわ〜という人は、限りなく少ないと思います。たぶん、いきなりパーン!とグリーンの外までボールを転がしちゃうでしょう(汗)

大多数の人は、その逆です。重ヘッドでシャフトもソフト。このほうがゆったりクラブを動かせます。ただ、ちょっと飛ばせないなと思う場合は、ヘッドを軽くするか、硬いカーボンに変えた方がいいでしょうね。硬いと言っても、あえて硬くするぞ!と明確な意図を持って作った特別なものが必要です。そんなものは今のところないので、「プリドーン」ではゴールドファクトリー社に無理言って、ヘッド重量の細かい調整をお願いしている次第です。

敏感になってしまう。微差に気づいてしまう。「プリドーン」の欠点があるとすればそれかもしれません(笑)

微妙なバランスと題しましたが、感度を上げていけば自分自身で「絶妙なバランス」に気づくことができるのです。

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在