北アルプスを眺めに信州に行ったとしても、山が見えるかは行ってみなけりゃわからない。晴れていても空気が霞んでいたり、山頂部にだけ雲が湧いていて全貌が見えないことは珍しくない。逆に曇りベースで諦めていた日でも、タイミングで雄大な姿を拝める時もある。
山は見えたり、見えなかったり。そういうものなんだと、最近は気持ちをフラットに松本に向かうようになった。
自分の「気持ち」なんかも、見えたり、見えなかったり、だよなって思う。こうしたい!が明確な時もあれば、いつの間にか、今することにさえ迷っている時がある。そこにあるものは変わっていないのに、心が曇れば見えなくなり、ストレスを溜めれば眼が霞んで見えにくくなる。
でも、最近はそういうもんなんだ、とフラットでいるようにしている。山とおんなじなのだと思えば合点がいく。見えなくて普通、見えたらラッキー。