○○って何かね?

昔、北の国に住む人たちを題材にしたドラマの中で、「誠意って何かね?」というセリフがあったけれど、今、私の頭の中ではそれと同じトーンで、「シンプルって何かね?」というセリフがリフレインしている。

アンタはさっきからシンプルだって言ってる。現代のパターからすれば昔のT字型パターはシンプルなのだろう。でも、BUTUGUパターに慣れてしまったこっちの側からは、シンプルにはとれん。「‥シンプルって何かね?」という感じなのである。

塊だった金属を変形・扁平させると、いきなり金属が意志を持ったように感じる。それは先日の投稿にも書いたとおり。変形・扁平させるにはもちろん意味(有益なこと、目的)があるわけだが、BUTUGUパターのようなものからすれば、すべての「デザイン」がシンプルとは感じられなくなってしまう。今まで、スタンダード感のあった定番ヘッドであっても、癖強(くせつよ)に感じられるのだ。

だからダメだと言ってるのではない。

意図をもってデザインされたヘッドには、必ず意志(動きたい方向)が宿っている。それを踏まえつつ我々はボールに向かうべきだと言うことを書いておきたいと思ったのだ。それを簡潔に言うとこうなる。

「どんなクラブにも合わせる・慣れる努力が必要である」

フィッティングしたからと言って、自由にクラブを振り回していいわけではない。ある程度、こちらも道具のことを理解して、道具の意思に沿ったかたちで動かなければならない。「使いこなす」とは、そういうことだ。大きいヘッド、長いクラブほど、道具の意思に合わせることが必要になってくるだろう。

 

 

 

 

 

 

おい、客が帰るぞ。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在