真骨頂

色斑のなさは表面の芝質が均質な証拠。ベントグラスは色斑や足跡による凸凹がもっとある。

 

ベントグラスが流行りだした頃は嫌われ者だった高麗芝

夏は芝目がきつく冬は滑るように転がりすぎる

そういわれた時代からメンテナンス技術も進化した

環境配慮型ともいえる高麗芝

米国発信の品種の導入も始まっている

 

グリーンモアのリール刃は6枚から7枚、9枚、11枚となり

なかには13枚刃を使うところまである

下刃も極薄になり回転数調整もあり

夏には3㎜以下で刈るところさえもある

 

施肥に目砂に転圧にグルーミングからサッチングまで

ベントグラスよりも腕の差が出る高麗管理

成長抑制剤まで駆使するところも少なくはない

 

氷点下にもなるこの極寒の季節

芝の葉が成長することはなく

春まで持ちこたえられる最低限のボリュームを保ちつつ

サーフェイス管理の技術が問われる季節

 

ゴルファーの技量と知力が試されるコンディション

高麗の真骨頂を堪能するならいまだ

表面水分の多い凍結ベントグラスより

ある意味フェアでタフである

 

カップわきでキュンと切れるようなことは厳寒期にはない。ボールの沈み具合による設置面積と、傾斜と表面の滑り抵抗値〝μ係数〟を推察しながらのパッティングは考察力が問われる。

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー