古道のゆく末

苔生す石段を美しいと思うのか、人が歩かぬ証拠と考えるのか、ここがひとつの分岐点

 

日の当たる石段を一歩一歩あゆんだ先は苔生した石段がある

その先は日差しも薄い苔生した階段があり

その先は少々険しい道になる

 

先人の残した偉業を崇め称えることはするけれど

平らな道さえ歩かない人々が

そんな険しい山の奥まで行くことはない

そう歴史が物語る

 

産業革命以降の世界の移り変わりは激しいもので

人間の意識も如何にらくに楽しむか

苦行をのりこえ心身ともに磨き上げるなど

現代人には流行らないこと

 

奥地に讃えられているものは素晴らしいけれど

歴史の中に埋もれてしまえばそれまでのこと

ゴルフも然り

 

安易に容易くすることが目的でなく

時代に合わせた遊び心をくすぐる工夫

そろそろ必要かもしれないと

古道の奥にてそう思う

 

木の根を活かした道づくりも工夫して取り入れた、その時代の人々の先進的な考えを推察してみることも現代には必要だ。いまある姿を固定概念とするのも間違いかもしれないとさえ思考を巡らせてみる、そのくらいの創造性が大切になる。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー