
小山徹郎に魂を込められたDoDoが屋根にのぼるまで
気が付けば一年ほどの歳月が過ぎていた
僅か数ミリの銅板を切り焼き溶接し
そしてまた焼き叩き
姿をあらわにするまで
暑い夏のさなかにも空調のきかない工房で
工作しては見つめなおし考え直し
DoDoはそれらしい姿になった
制作拠点の関東から輪厚まで
まっさらの白い綿布でくるみ
保護材を詰めて茶を飲む暇もなく
夜行フェリーで直送し
屋根に鎮座させてくれたのは
藤田開率いる六書堂
何事も一人きりでは成しえない
想いが人を動かし伝播する
そうやって鎮座したDoDoは
光を浴び雨を浴び
貫録を増し
雪中で三年目の春を迎えようとしている

