Even pure golf

210ヤード打ち下ろしのPar3から始まる9ホールコース、右サイドにはクリーク、ほかに余計なものはない。

 

放牧地の中にゴルフコースを配置した

削ることも埋めることもなく

遊べそうなところをみつけた

ただそれだけ

 

もっとこうしたら

そういうエゴがもてはやされるのは

余計なことを考えるから

 

誰かに見せるためのゴルフでなく

友達と楽しむだけならば

余計な造作はお節介な野暮になる

 

純粋にゴルフを楽しむのなら

このくらいで足りている

 

今日初めてクラブを握った友達とも遊べるくらいの場所であり、エリートゴルファー同士のマッチプレイができる場所であり、それがかなうミニマルなコースは素朴な原風景の中に佇んでいる。人口千人少々の島のゴルファーは結構粋だ。

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー