丸太と語り 木質を活かし 木目を活かしながら
下絵を描くこともなく彫り上げる
年を重ねるごとに年輪が見えるようになるんですよ
そう語る藤戸竹喜さん
二次大戦以降に普及したブルドーザーを使い
地球が彫刻されたゴルフコースは数あれど
似せても似せきれない景観性は
まだ戦前のコースには追い付けていない
世界に素晴らしいと評されるゴルフコースは数あれど
そのほとんどが戦前のコースという見解もある
幾ら表面をいじくり倒しても
地面の下と空は
自然に委ねるしかない
木を活かし木目を活かすよう
大地を活かし景観を活かし造形するならば
藤戸竹喜がゴルフコースを見立てたら
そんなことを考えた