時が育てる

摘んできたエノコログサの穂が、3週間の時を経てやっと好みに仕上がった。

 

造ったときが完成形なのか

時間を経て育つのか

劣化の具合も見越して造るのか

設計哲学のひとつの要

 

どんなに工夫を凝らしても

所詮は人間のなせる業

自然の摂理に淘汰されるのは

致し方ないこと

 

造りかたも楽しみかたも

自然の摂理に倣うのが

道理に合うような気がしています

 

その時あるものを愛しみ、その時があることを愛しむ、その気持ちが芽生えれば世のすべてが美しく見える

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー