感謝の気持ちで

最近の打ち合わせでは、今の人たちは文字を読まないから「もっと簡便に」「もっと短く」「紙ではなくデジタルで」「できれば動画で」「その動画も5分以内で」などと意見が出ることが多い。「そういう時代」なのだとか。

個人的には、だからと言ってじっくり丁寧に、必要な内容で説明し切ることを「やらない」ということではないと思う。懇切丁寧に説明したものをきちんと作り、その上で簡易版、短縮版を用意すればいいだけなのでは?と思うからだ。

数行で、数分でしっかり伝え切ることなど不可能である。「長いから」という理由だけで無理に縮めた結果、いったい何が残せるのか。長い短いではなく、「適切」「充分」な内容であるかを常に意識し目的を果たしたい。と個人的には思っている。

「そういう時代だから」ではなく必要ならきちんと作り、残す。普通の人には長くても、必要な人には適切な内容で応えたい。興味をもっていただきありがとうございます、という気持ちで。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在