Sense of Place

その土地の自然や歴史をどれだけ尊重するのか。そこに明確な思想がなければ、その場所でしか成立しないアイコニックなゴルフコースは生まれない。

 

陣地作りや悪路走破で培ったキャタピラ走破性を活かし

第二次世界大戦を境に重機土工が発達していった

山を削ることも深い穴を掘ることも

家畜や人力に頼ることなく叶えられるようになったとき

ゴルフコースはその土地らしさを失った

 

スコットランドギフトを手始めとするコピペ思想は現代にも続き

地歴や文化思想を伴わない意匠のみ似せたものが増えてきた

 

その土地環境でゴルフコースを維持するための最適解を探し

オリジナリティを再発見することが

これからは大切になるだろうと考えている

 

砂も風も太陽も際限なくあるリンクスサイトの原風景を散歩するなかで、その土地らしさを表現するための工夫を考えることは、球を打つよりもゴルフっぽさが楽しめている。

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー