使い慣れるまで使う

冬場はパターばかりやっていましたが、芝の勢いが増した初夏以降は、MOE86の53°(54°)ウェッジでアプローチとバンカーショットを繰り返し練習しています。

54°はフルショット・ピッチアンドラン・ピッチショット・バンカーと、ショートゲーム全般で使える「オールラウンダー」。使い慣れておくとラウンドの時にとても安心できます。ほとんどパーオンしないのがアマチュアのゴルフ。寄せることに慣れておくことは何よりも重要なのです。

私は最近、上手くなる、ではなく「慣れておく」と意識的に書いています。

それこそ箸の上げ下ろしと同じ。ゴルフクラブも毎日使っていれば次第に扱いに慣れ、特別な道具ではなくなっていくと思うからです。

どれがいいかな?と試打ばかり繰り返していても、一向に「慣れる暇(いとま)」がなく、アプローチは全然うまくなりません。とくに月一程度のラウンドの中で道具に「慣れる」ことはほぼ不可能でしょう。

ショートコースに足繁く通い、芝(砂)の上から「いつものボール」「いつものウェッジ」で、とにかく慣れるまで寄せ続ける。それを一年くらい続けたら、これまでとは全くゴルフができるようになると思います。使う頻度を上げない限り、慣れることは難しいでしょう。

そのために、まずは「いつものボール」を決めることから始めたいですね。

数ラウンド使ったボールは練習用にキープしておきます。「いつものボール」以外でパターやアプローチを練習しても、あまり意味はなし。パター、ウェッジでは向こう一年1種類のゴルフボールしか「打たない」ぞ! それくらいの決意を持って取り組みたいところです。

もちろん、パッと渡されてパッと上手く打てたクラブもたまにはあると思います。でも、それとて使い慣れたら最初よりもっと!上手くいくようになるのです。

いろいろ試すことも大事ですが、一巡したら、1本に「慣れる」ことに時間を使った方が楽しくなる。最近はそう思っています。

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在