
往年のテーラーメイド スーパースチールアイアン。
私はこのアイアンが結構好きである。それはご覧の「表情」だからだ。全面に溝(スコアライン)が入った面持ちが好きなのかと思っていたが、実は白くペイントの入った縦の溝(バーチカルライン)が好きなのではないかと最近思い始めた。あるいは全面ブラスト。
ミズノMS-9とかマルマンの芹澤モデルとか、マグレガーVIPの縦に並んだクラウンマークとかも好きなのだ。
いま、バーチカルラインを取り入れたアイアンは巷にはないかもしれない。なぜなのだろうと興味がわくとともに、よく大事だと言われるアイアンの「顔」とは何のことなのか? 改めて考えてみたくなった。
たとえば、縦の線を入れなくとも、ブラストを粗めに「濃く」するだけで縦のアライメントは強調される。今のアイアンのブラストは昔に比べれば「薄め」であるが、これは意識してのものなのか、そうなっちゃってるのかは知らんけど。私的にはたぶん、なっちゃっているだけだと思っているが。
「顔」が命というけれど、気にされているのは外面(輪郭)のこと。内側の意匠でもやれることはあるのではないか? そんな気がしてならない。
