
プリドーンパターは奥行き28ミリの「圧倒的な分厚さ」が魅力のパターです。ヘッドの口径に合わせて重さを目標値に合わせるために、比重の違うGSSグレードのステンレスと真鍮を使い分けてはいますが、他のパターと一線を画す「打感」「打音」「フィーリング」「タッチ」はこの強烈な分厚さが生み出していると考えています。
しかし、同じヘッドであっても一般的なパター用「スチールシャフト」とオリジナルで開発した「瑞雲カーボン」では「打感」「打音」「フィーリング」「タッチ」が異なってきます。これがやや「気掛かり」なところでした。


そもそも、「プリドーン」は分厚いヘッドの「インゴット感」を唯一無二の武器とするために、シャフト装着のために開ける孔も、強度を担保しつつ最小限にとどめてもらっています。簡単に言えば「打球面の真裏にはシャフト孔が届いていない状態」を狙って浅めに挿しているのです。
しかし、スチールシャフトを挿した場合ヘッドにはシャフト「先端13ミリ分の空洞」がヘッド内(打点上部)に存在している。これが「もったいないなぁ」と感じる改善点であり、気掛かりでした。
そこで、ゴールドファクトリーにこのシャフト差し込み分の空洞を埋める策を相談しました。私は差し込み寸に合わせて加工したヘッドと同じ金属をシャフト先端に詰めたらどうか?と提案しました。そうすれば、シャフトも刺さるし空洞もなくなると単純に思ったのです。

ゴールドファクトリーの対応はあくまでも迅速、そして精緻を極めていました。シャフト内径にピッタリとハマるGSSの専用プラグを程なく開発してくれたのです。ワンオフのハンドメイドパーツです。
これを「バランス調整用のウェイトみたい」と考える人も多いと思いますが、そう考える人にはこのアイデアがもたらす「結果」も大して感じ取ってもらえないと思います。ここは、無理に関心をもっていただかなくてもよいでしょう。

面白みは、空洞のまったくない金属の塊でボールを打ったらどのような「打感」「打音」「フィーリング」「タッチ」が生まれるのか? その一点にあります。そのためにわざわざヘッドと同じ金属で「気密装置」を作ってもらったのです。今後、真鍮ヘッドならデバイスも真鍮で作ってもらいたいと思っています(まだ相談してないですがw)。
「プリドーン」は完全に趣味の道具です。こうしたらどうなるだろう?をゴールドファクトリーの技術によって具現化してもらっている「だけ」のもの。一般のパターと比べてどうかではなく、「プリドーン」を使ったらこうなった!その結果、ゴルフがさらに楽しくなった!という点に関心をおいて取り組んでいます。他と比べる意味は1ミリもありません。
結果からいえば、「エアタイトデバイス」を仕込んだスチールは、「瑞雲カーボン」装着モデルに近い「打感」「打音」「フィーリング」「タッチ」になっていきます。そして、ヘッドと同じ質量のデバイスでシャフト内の空洞を埋めたことによって真円重心を回復させることにもつながっています。これが結果にどう影響するのかは、まだ私もわかっていません。こうした検証も使い続けながら「感じて」いこうと思っています。
ちなみに、「エアタイトデバイス」は現在制作してもらっているGSSヘッドにテフロンブラック加工を施した「プリドーン ブラックアウトΦ42」に搭載してもらいます。もちろん、現在愛用されているあなたの「プリドーン」にもカスタムで搭載できますのでメールでご相談ください(cluber1970@gmail.com)。
