シャンクを防ぐ

21.4世紀ゴルフ(134)

スイング中は両足の親指の付け根に体重をかけ続ける。ドライバーでもショートアイアンでも基本は同じです

シャンク。なんともイヤな響きの言葉です。

ボールが真横に飛ぶようなショットですね。ショートアイアンのショットやアプローチショットで多く見受けられます。

「グリーン周りから4回連続シャンクしたら元の位置に戻った」という笑い話もありますが、これが出ると本当にガックリ来るというか、腹立たしくもあり情けない気持ちになるものですね。

今回は、そんなシャンクにお悩みのゴルファーの方に、シャンクを防ぐ提案です。

シャンクは「シャンク病」と呼ぶゴルファーも多く、原因不明の一種の病気ように捉えられているようです。ある時突然出たり、何をやってもシャンクが止まらないので、時間が解決してくれるのを待つ的な対処になっているように思います。でも、何度か経験してしまうと、次にいつ出るかわからない不安はずっと付きまといますね。

シャンクは病気ではなく、単純にスイング技術の問題です。

結論から言うと、「アドレスで両足親指付け根にかけた体重をスイングのあいだ、そこから外さないこと」。これだけです。

アドレスやスイングのやり方は人それぞれと思いますが、これさえ押さえておけばシャンクはまず出ることはありません。

シャンクは、体全体の回転でスイングしようとするゴルファーに多いように感じています。

体の回転でスイングすることが間違いなのではなく、その意識が強過ぎると、スイング中に体重が親指付け根から外れる可能性が高くなるということです。

どのような意識でスイングしても構いませんが、実際にやってみてください。
おそらく、短いアプローチショットのスイングでも、今までよりかなり体に窮屈感を感じると思いますがそれでOKです。何球打っても、もうシャンクは出ないと思います。

二度とシャンクでイヤな思いをしたくないゴルファーの方。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員