遺る 遺す

木製パネルを作るのも手慣れてきました

霧吹きをかけて水気を帯びたところから急に正気を放つ、三代澤本寿の遺した染色和紙。

西陽に近い側は、まるでゴールドの陰影に見えました。

ギャラリーの片隅で丸まっていた紙の切れ端が、こうしてパネル化すると途端に「作品」めいてくるのは「作者」の力量の成せる業だと思います。

「作品」として展示されているものも素晴らしいですが、どうやら私はこの明確に模様ともいえない茶色のコントラストが無性に好きなようです。

もう我が家にはパネルをかける「壁」が無くなってきましたが、気ままに掛け替えながら、自分が旅立つその日まで大事にしていきたいと思います。

ちなみにパネルに貼る前はこんな感じでした。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在