自然の摂理

雨が降ったから水が溜まるのでなく

凹んでいるから水が溜まるのであり

降水量より透水量が低いから溜まるのである

 

安田幸吉さんに作ったバンカーをみてもらった時に

雨が溜まってもドロップできる場所が残るよう

船底のような形状を教わった

 

晴れたらそのうち乾く水をポンプで抜くことが

気のきいたメンテナンス作業なのか愚の骨頂なのか

増やしたルールや裁定も思い出し考えてみるがいい

 

繰り返しになるが地球上の水分は循環するし

水は高いところから低いところに流れ

堰き止めれば溜まる

この摂理は何万年も変わることのないものだから

そろそろ覚えたらいいかもね

 

山から染み出した雫が川になり、砂を転がしながら海まで届く、この摂理こそが自然の地形そのままなのである

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー