design

井上誠一が当時掘り切れなかった治水の川を掘り、雪解け水も地下水脈も拾い集めながら留める一旦の池、そのせせらぎを渡る一本の眼鏡橋。100年前の蔵の札幌軟石を再利用した。現代技術に頼ることはなく昔流儀の工法で積み上げた。

 

消耗品に埋もれて暮らす現代人は新しいものを愛するわりに

歴史ある観光名所を巡るのが好きだったりする

不思議なことだとは気づかないまま

延々それを繰り返す

 

誰がそれを作り誰がそれを守っているのか

そんなことさえ気にも留めることもなく

ただ映えることだけをスマホに切り取っていく

 

人間の性だから仕方ないのかもしれない

だけれども少々さみしくもある

そこにそのものがある意味を考えるとか

いまどういう状態にあるのかとか

興味を持てば愛着は不思議なくらいわいてくる

 

既製品でない現地あつらえのもの

職人が知恵を絞り工夫を凝らし作り上げたもの

やっと四歳になりました

 

縄こそ結わずとも関守石に見立てた大石を上流の湧き水のそばに一旦置いてみた。下流の池にある鶴亀と関守石と、わかる人だけ意味を気にして貰えたらちょっと嬉しい。

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー