極上の贅沢

コルトもマッケンジーも素晴らしいコース設計家ではあるけれど、これほどの美しいアンジュレーションを図面化できただろうか。重機土工で自然をどれだけ模倣しても、同じ風景を造作することは難しい。

 

オールド・トムがリンクスを歩いたように

風雨に育てられた起伏を彷徨い歩く

 

自然にあらがうことなく対話する

そんな散歩がかなう場所

 

煩悩林を卒業できたなら

風と戯れたまえ

 

大地に立つのはピンポールだけ、風や太陽を遮るものはそれでだけいい。

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー