Good luck

雲も霞もない水平線から日が昇る、そういう幻想のような理想を追い求めすぎると見失うことがある。いまそこで日の出を待ちわびていられること自体、既に幸せなことなのだ。

 

いまある幸せに気付かないまま放浪し

疲れ果てたころ気付くことがある

 

腹が減れば何でもおいしいし

のどが渇けば水がおいしい

 

酸欠になってはじめて空気が自由に吸えたこと

そのありがたみを知ることができる

 

ゴルフも然り

あれほど広大な土地に芝生があり

自由奔放に球を打つことができるのは

贅沢極まりないことである

 

ゴルファーという人種でいられることが

どれだけ恵まれていることか

人間を卒業するころようやくわかるようになる

 

川奈崎灯台の灯が消えるころ漁場に向かう漁師たちに向けた言葉でもあり、ティーオフを待ちわびるゴルファーにでもあり、自身にでもあり、心の中でそっと呟いた。 Good luck!

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー