要の美

年季の入った骨董品を集めることは容易だ。しかし、本当はここまで使い込める、モノとヒトとの関係性に憧れている。用の美などと言い、誰かが定義した道具を愛でているよりも、日常、それを必要とし、実用していることのほうが遥かに尊いものに感じられる。

必要としてこそ道具は光輝く。「要の美」なのではないか。

最近はそう思う。

使い込むことでしか生み出せない美しさを見てみたい。そのためには使うモノを限定することが肝心だ。色々な道具を試しているうちに、私の人生は終わるから。

もう決めてもいい頃合いだ。

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在