試すのはいつだ。試すのは誰だ。

最近、ロングネックのドライバーにまた興味が出てきた。かっこいいから(笑)

自在、自適。自由、自分。「自」という言葉に巡り合うことの多い、五月雨の頃である。

昨日、「○○ってどうですかね?」と最新ドライバーについて聞かれたが、その時、この人が自分で打ってみるのが一番いいよなって思った。ゴルフクラブにおける他人の試打評、あまり参考にならんのだ。

身も蓋もないこと言うなと怒られそうだが、モノを所有するだけではなく、コースでの「結果」を変えたいのであれば、自分で打ってみるしかない。今は事前に打ってみる環境がかなり整備されているのだし、試打会巡りなどを繰り返して、十分にいろいろ打ってみればいいと思うのだ。いろいろ回ってくると自分のことがわかってくるし、買うまでのプロセスが楽しいものになる。

買ってから、練習場であーでもない、こうでもないと カチャカチャしている人もよく見かけるが、本来はカチャカチャしないで済むクラブを買うのが一番いい。もちろんどんなによかったクラブでも、使っているうちに微調整したくなるタイミングは必ず来るが、買っていきなり練習場でカチャカチャをしなくてはならない、というのでは寂しすぎるではないか。それ買わないほうが良かったんじゃないの?ということだから。

カチャカチャ機能は「合っているクラブを長く使うためにある」のであって、「合っていないクラブを自分に合わせるためにあるわけではない」のだ。

「試す」「比べる」楽しみは、買う前になければならない。買ってからはそれを「使う」楽しみだ。

自分自身で「試す」「比べる」楽しみをスキップしてしまうと、買ってから「試し」「比べる」ことになる。それは楽しみではなく、苦しみとなることが多い。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在