持続とは何かね

持続可能な社会を目指す。

「持続」させたいものとは何か? というところで考え方が変わるよな、と布団の中で考えていました。例えば私の好きな「モノ作り」において、持続可能なモノとは何か?と考えていくと、こんな結論(理想?)に行き当たります。

定番こそ、最も持続性のある商品である。

モデルチェンジしなくても、何年も何十年も買い手が途切れない。そんなモノが生み出せたら最高。それは新たなモノを生み出す労力を惜しんでいるのではなく「このアイテムは、もう変える必要はないよね」と、作り手・買い手の想いが「合っている」状態に憧れを抱くのです。

世の中は一向に完成しないモノで溢れています。モデルチェンジを続けると、次第にネタは尽き、話題は尽き、鮮度も落ちて、挙げ句の果てには「昔の方が良かった」と言われるようになってしまう。そんな商品もよくみます。

あくなき探究心は必要。でも、いたずらに進化を謳ってしまえば「この追求はいつになったら終わるのか?」と作り手も買い手も疲れてしまう。続けようとした結果、終わってしまった。そんなケースもあるのではないかと思います。

毎年業績を伸ばし、会社を存続させていくためには、無理にでも変えなくてはならない。当然だと思います。でもそれは「持続」というより、「存続」をかけたモノ作り。同じ続けるでも、方向がだいぶ違ってくるのです。

モノ作りを続けていくには「規模感」が最も大事なのかも。そんなふうに思います。

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在