
プリドーンパターのテストモデルは「カッパーメッキ」を施したものです。銅メッキと訊くと「打感を柔らかくするため」と連想する人が多いと思いますが、理由はまったく違います。このテストモデルは41.5ミリ口径と通常品(43ミリ)よりも小さく作ってもらったもの。これは完全に店主の好みです。でも、口径を小さくすれば当然、ウェイトが大きく減ってしまうので「加重」を目的に銅メッキを施してもらったのです。
昔からアイアンなどでは銅下メッキのものがあって「打感がいい」という都市伝説があるのですが、多くの場合は重さが足りないからやっていること。今回のプリドーンもそれと同じ目的なのです。

それではカッパーメッキでどれほど重量アップしたでしょうか?
答えは1.4gです。この小さいインゴットにメッキしただけではこんなものしか増えません。
そこで! 今回はホーゼルパーツをヘッドに埋め込み、オーバーホーゼルでシャフトを装着する方法をとっています。シャフトを装着するために開けたヘッド穴はホーゼルパーツで埋まっています。プラス外側にシャフトの中に入るインナーホーゼル部があります。これによって「20.1g 」もヘッド重量がアップしたのです。
銅メッキ+ホーゼルパーツ採用で「21.5g」の加重に成功したことになります。


それでも「309.8g」です。43ミリ口径の通常モデルは315gが一つの目安となっています。ヘッドの厚みは28ミリと同じにしているので、わずかでも口径を小さくしてしまうと一気に重量が減ってしまうのですね。
店主が日常的に使っているプリドーン試作第一号機は、タングステン3gを仕込んでもらっても「295g」ですから、今回のカッパーメッキモデルは「14.8g」も重たくなっていることになります。

ボールの直径よりもわずかに小さいサイズ感。あまり需要はないかもしれないですが、こういうカスタムオーダーが受けられるのもゴールドファクトリー社でワンオフ生産してもらっている「プリドーン」の強みだと思います。通常モデルにカッパーメッキやオーバーホーゼルにカスタム(有料)することももちろん可能です。ご相談ください。
ちなみに、気になる打感はカッパーメッキで視覚的に「柔らかそう」に見えます。
ホーゼルパーツでヘッドに空洞が完全になくなった分、打感は少し変わりました。より微細な振動が少ないインゴット感のある感触になりました。
弾く、滑る、硬い、クリスピー(乾く)、軽いといった打感が一切ありません。ソリッドでしっとりした感じ。プロV1xレフトダッシュでもカチっとしたインパクト音がしないことに驚いています。
最後に改めて書きますが、その打感の変化はカッパーメッキではなくホーゼルパーツでヘッドに空洞が完全になくなったから生まれたものです。
