次の時代に希望する。

たかだか30年間だけれども、平成のうちに道具は随分と変化した。だがどうだ、ゴルフは楽しくなったのか?

努力を必要としない道具を求め続けるプレーヤーに与え続ける技術者がいる。その歴史は止まることなく繰り返されている。きっとこの先も続くのだろうけれど、ゴミを量産しているように思えてしまう。
上達するために練習をする、飛距離を伸ばすために体を鍛える、当日に備えて体調を整える、それで賄える範囲が随分あるだろう。
こんなにも道具が便利になったはずなのにゴルフコースは減り続けている現実がある。時代背景もあるだろうけれど、ゴルフがつまらないゲームに落ちぶれ始めているような気がしてる。
あるがまま、いまある状態で愉しむのもゴルフの大切な精神だ。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー