愛しみかた

桜であったならもっと愛しまれていたのに、白樺はそういうことを気にもせず、そこに生えた運命を全うし続けている

 

慌ただしく過ぎてゆく日常もあり

七日ぶりに眺めた白樺は

花序が膨らみ色鮮やかになりつつある

 

人によれば花粉を嫌い

人によればミツバチの餌と思い

剥がれた薄皮を着火剤と思う人もいる

勝手な解釈をするのが人間だ

 

ゴルフも然り

打球数を競うだけの人もいれば

散歩を楽しむ人もいれば

友との時間を楽しむ人もいる

戦略的だとか名門だとか

そういうことを気にする人もいる

 

この頃思うのは

もっと自然の風景として眺めて欲しい

これほど広大な敷地と借景とを占有して楽しめるところなど

他にない

 

季節の移ろいを草木の芽吹きや実りに感じ

鳥や虫たちの声に季節を感じ

風のにおいを感じ

自然の中にいることを満喫して欲しい

 

ほんの数十秒しずかに目を瞑る

数回深呼吸する

たったそれだけで

景色の見え方はかわるのだ

 

カラマツもほんのり色付きはじめた。黄金色に輝く紅葉も美しいけれど、スッとした樹形がみれるのは今だけである。雪が降ると閉場になる、それが北海道だ。Photo:札幌GC輪厚コース3番Par3

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー