情熱でヒカリ倍増し。

今日は知人のお話である。

知り合った頃は、たぶんヘリコプター関係のお仕事の人だった。

でも、今は、目立つ蛍光のボールマーカーを一生懸命広めようとしている人になった。

 

TRONマーカー。詳細はこちらです。

ジャパンゴルフフェアにも出品されていたので、見たことある!という人も多いかと思います。

この光を放つアクリル樹脂ですが、

メタクリルという、なかでもとくに透明度が高いものが使われています。

これを作った人、この素材特有の光に魅せられちゃったのです。

それで会社を起こし、ブランドを立ち上げ、ゴルフフェアにまで進出してしまったのですから、私としては、紹介しないわけにはいかない、そんな感じでおります。私の身近に、高密度の伝統的帆布に魅せられてしまったバッグデザイナーさんもいらっしゃいますが、このマーカーの方も、同じですね。作り手がまず、この素材の、商品の一番のファン!ということになると思います。

こういう流れ、清々しくて好きなのです。

パックマンのような不思議形状。切れ目をラインに向ける!?

桜やクローバーなどかわいい系から、オーソドックスな形のものまでオーダー主(主に企業)の希望で様々なボールマークが出来上がっているようですが、私が注目したのは上記のボールマーカー。LASER STROKEという名前が付いています。これがまた、特許まで出願しちゃったという、作り手がゾッコン系のアイテムです。

あくまでも見やすいボールマーカーですが、なんとこれパターに装着できるんです。

デザインは試作段階のものです

私はすぐにピン!ときました。

ストロークの軌跡が残像で確認できる!

だから、レーザーストロークなのだと。

残像効果もやはり多少感じられます

実際に装着してみると、残像というよりこれそのものがとても認識しやすいです。

個人的にはこれをシャフトのバランスポイントにつけてみました。たとえ数グラムでも重量物をパターにつけるわけですから、その影響がなるべくないように指のはらで左右の平行が取れるバランスポイントに、レーザーストロークをつけてみたのです。

私自身、10年位前にヘッドの重心と手元をゴム紐つなぐ、フリキリ君という練習器具を作り、意匠登録したことがあります。ゴルフクラブを使いこなすポイントに「重心をつかまえる」ことがあるように感じているタイプなのです。

ゴルフクラブはシャフトの軸線から離れたところにヘッドの重心があり、本来そこを感じながらスイングなり、ストロークなりをすると安定すると思うのですが、ほとんどの人はボールを打ちに行きます。言葉を変えるとフェースに意識がいっていまうのです。

こうするとたぶんヘッドターンせず、ボールはプッシュかスライスになると思われます。

話がどこかに飛んでしまいましたが、今回はたまたまレーザーストロークをつけてストロークした時に、忘れかけていたフェースから気をそらす、というポイントに気づくことができました。私は動かすポイントをヘッド重心にしていますが、クラブにはもう一つ、シャフトのバランスポイントがあります。安定を考えるなら、どちらかの重心をつかまえて、その重心を動かすのがいいと思います。そういう意味では、このレーザーストローク、なかなか使えるヤツだと思いました。

もちろん、違った活かし方を考える本職(プロ)もいらっしゃいますので、

その使用方法はこちらを。

シャフトのバランスポイントにつけてみました

シャフトにこういうものを装着して、違和感がないのはなぜか?

それはひとえにまっすぐな面がないディスク形状だからです。

これが四角い板でまっすぐな面があったら、フェース面とのズレが気になって練習にならないでしょう。そういう意味ではこのレーザーストローク、よくできているなぁと思います。

CLUBER BASE 過去アイテムです

私自身は、上のようなボールマーカーを自分で作っちゃうタイプなので、正直にいうとTRONマーカーにそれほど魅力は感じません(汗)すいません。。

でも、素材に惚れ、これに賭けて、リスクを背負って動いている

作り手の情熱には絆されるのです。

情熱を思うと、メタクリルの輝きが倍増しに見えたりします。

 

 

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在