コースで結果の出る練習

21.4世紀ゴルフ(117)

練習場で上手く打てるけど、コースでは上手く打てないことってありませんか?

今回は、コースで上手く打つためのスイングの考え方と練習方法の提案です。

練習場とコースのスイングは同じと考えている方が多いように思いますが、練習と同じようにスイングしようと思っても、コースで中々出来ないですよね。どうしてスイングが変わってしまうのでしょうか?

私は様々な「条件」が変わるからだと思っています。「条件」の違いが気持ちを変え、スイングを変えてしまうのです。

例えば、こんな感じでしょうか。

練習場/失敗がさほど気にならない ・何回も打ち直すことができる・OBも谷も林も池もバンカーもない・練習(スイングを作る、直す場)・スコアが無い

コース/失敗したくない・打直しができない一発勝負・入れたくない様々なハザードがある・本番(いいショット、スコアを出す場)・スコアを付ける

では、「条件」が変わるとスイングがどのように変わるのでしょうか? 大きく変わるのは2つのように思います。

・力の入り方 練習場<コース→コースでは練習場より力が入る、力む。
・スイングの大きさ コース<練習場→コースでは練習場より伸び伸びスイングできない、スイングが小さくなる。

ゴルファーは皆人間ですから、度合いの差こそあれ同じ傾向になると思っています。そう考えると、コースで練習場と同じスイングをしようとするより、むしろ変わることを前提に考えたほうが現実的だと思います。

ここからが提案です。

練習場のスイングをコースでやろうとするより、コースのスイングを練習場で練習しましょう

リアルに思い出せる特定のホールを思い描いてしっかり狙いを決めて本番のように打ってみましょう

以下のように、コースのスイングに出来るだけ近い状態を作って練習してみてはどうでしょうか。
・狙いを決めて、思い切り力んでボールを打つ、次に身体のバランスを崩さない範囲で思い切りスイングする
・スイングを全く気にせず、何が何でも狙ったところに打つことだけに集中してボールを打つ

この練習に慣れて上手く打てるようになれば、コースで良い結果になる確率が大幅に上がると思います。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員