Golfing

芝が生えやすいこと、雨水がたまりにくいこと、芝刈が容易なこと。ホールの個性とか景観性とか遊戯性とかを整える前に最低限必要なことがある。歩いてくれた時代とカート走行前提の時代とは、踏圧分散もレイアウトも変えなければならないことが増えた。

 

作曲と同じようにコース設計を考えるとするならば

ゴルフは誰のためにあり

何を満たせばよいのだろうか

 

なんとなく口ずさんだり

鼻歌を歌ったり

それでも良いけれど再現性は低い

 

其れなりの楽譜があって

作曲者の意図があって

第三者の演奏で再現されるものがあって

はじめて楽曲といえるのだと思う

 

そう考えると現代のゴルフに求められるもの

満たすべき要件は過去の普遍的理論とも

少し違ってきたように思う

 

来週に控えたゴルフ設計の講義資料

もう一度作り直します

 

100年前の定義で遊んでくれたなら、ゴルフはもっと自由で楽しいものであろうと思う。

 

 

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー