コントロールするならロフトは?

インスタグラムで昔のミズノ T-ZOIDメタル(US)はロフトごとに愛称が刻まれていたんですよ!という話を書いた。

11.5度は「コントロールドライバー」で、MAX DISTANCEではなくスピンコントロールによる弾道コントロールを狙っていた。同じスピンでもMAX DISTANCEを念頭におくと、今のLS(LOW、LESSスピン)の考え方になる。狙いによってスピンに対する考え方も変わるよね、と話である。

ではでは、もう少し話を進めたい。果たしてこのT-ZOIDの11.5度モデルで本当に弾道コントロールできるのか? である。

打ってみればわかるが、こいつでスピンを入れて球を曲げるのは、ちょっと厳しいよねという感じ。このヘッド体積(210ccくらい)なら、ロフトは14度くらいないとあえて使う感(面白味)は出ないだろうと思う。とくにロースピン傾向の強い今のゴルフボールを打つわけなので、だいぶロフトが足りないはず。

結局、我々が仲間内で経験的に導き出している「ロフトは13度以上あったほうがいいよね」説が、「コントロールギア」を考える上では有効なんだろうと思う。

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在