インスタグラムで昔のミズノ T-ZOIDメタル(US)はロフトごとに愛称が刻まれていたんですよ!という話を書いた。
11.5度は「コントロールドライバー」で、MAX DISTANCEではなくスピンコントロールによる弾道コントロールを狙っていた。同じスピンでもMAX DISTANCEを念頭におくと、今のLS(LOW、LESSスピン)の考え方になる。狙いによってスピンに対する考え方も変わるよね、と話である。
ではでは、もう少し話を進めたい。果たしてこのT-ZOIDの11.5度モデルで本当に弾道コントロールできるのか? である。
打ってみればわかるが、こいつでスピンを入れて球を曲げるのは、ちょっと厳しいよねという感じ。このヘッド体積(210ccくらい)なら、ロフトは14度くらいないとあえて使う感(面白味)は出ないだろうと思う。とくにロースピン傾向の強い今のゴルフボールを打つわけなので、だいぶロフトが足りないはず。
結局、我々が仲間内で経験的に導き出している「ロフトは13度以上あったほうがいいよね」説が、「コントロールギア」を考える上では有効なんだろうと思う。