「戻る場所」を見つける②

21.4世紀ゴルフ(54)

前回の続きのお話です。

皆さんそれぞれの20%が見つけましたでしょうか?

「戻る場所」はどこなのか決まりましたか?

前回は、フルショットスイングを例にとりましたが、コントロールショットスイング、バンカーショット、パッティングそれぞれに重要な20%があり、戻る場所があるはずですので、じっくり考えてみてください。

さて、ゴルフの調子が悪くなった時に、「戻る場所」に戻ることをお話しましたが、さらに大切な続きがあります。それは、調子が悪くなった時だけでなく、調子が良い時・悪くない時も、常に20%・「戻る場所」をやり続けることです。

更なる進化のために新しいスイング技術に取り組むこともあると思いますが、取り組んでいる最中は、往々にして20%を忘れがちです。かと言って、それだけをやり続けるということではありません。

調子が良い・悪くない時なので、上手くできている可能性は高いですから、確認ということです。「大丈夫、ちゃんと出来てる」と確認できればそれでおしまいです。

ですので、練習する時は、練習の一部に必ず20%・「戻る場所」を確認する習慣をつけることをお薦めします。練習できない、短い時間しか取れない方は、素振りでもシャドースイングでもいいので、確認を続けてみてください。

これを続けていくと、徐々に自分のゴルフスイング、スタイルが確立されていきます。

すると、自分のスイングに対する考え方にブレや迷いがなくなり、外からの様々な情報に惑わさず、上手に新しいスイング技術を取り込んでいけるようになります。

今年は、自分の20%をキープしたまま、新たにスイングを進化させていきましょう。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員