MYゴルフ観

中学生の時、近所の空き地で飽きることなくアプローチしていた。空き地ゴルフと言っていたけど、今思えば打つことすべてがコントロールショット。ボールを飛ばしすぎないようにすることが「注意点」であり、成功の条件だった。

思った感じでボールがふわりと飛び、弾み、転がってみかんの空き缶を埋めたホールカップに寄っていく。ゴルフって面白いなって思って、日が暮れてもやっていた。

今、ショートコースでアプローチとパットをやっていると、同じような面白さを感じて没頭してしまう。フルショットしなくても、ずっと楽しくやっていられるから、フルショットをしに打席の方に行く機会は年に数回になってしまった。

もちろん、ドライバーを打ち、アイアンを打ち。「フルショット」するのもゴルフのうちではあるのだが、個人的にフルショットはグリーン周りに到達するためのプロセスに過ぎない感覚。どんな長いパー4でも、どんなに短いパー3でも、等しくグリーン周りがやってくるわけで、さぁここからどう寄せようか、どうパットを決めようかと考えることにわくわくするのだ。

だから。

ショートコースもレギュラーコースも楽しさは同じ。私にとってゴルフとは、グリーン周りなのだ。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在