スウィング作りは彫刻のように。

21.4世紀ゴルフ③

どんなゴルファーでもスウィングの悩みは持っていると思います。では、とくにゴルフを始めて日の浅い皆さんはどのように考えてスウィングを作っているでしょうか?

私自身、ずっと考えていたことの一つに「アマチュアゴルファーの皆さんが、どうしたら効率的に早くよいスウィングを習得できるのだろうか」というものがあります。

自分なりに考えて今は「彫刻を彫るイメージ」が良いのではないかと思っています。彫刻って、いきなり細かいところから彫り始めたりしないですよね? まずは、全体の形のイメージやバランスを考えるのではないかと思うのです。

そう考えると、ゴルフを始めて日が浅いゴルファーは、どんな構えでも握り方でも良いから、まずは何も考えずにクラブを思いっきり振ってみることが大事なのではないかと思うのです。では、そんな感じでやってみた結果はどうなのか!? はい!まず、ボールに上手く当たりません(笑)

でも、これこそが大事だと思うんですね。「何で当たらないのだろう?」と考えるからです。そして、当たらない最も大きな原因からひとつずつ解消していけば、どんどんスウィングは出来上がっていきます。

そうです。全体の大きな動き・バランスから徐々に細かいところを作り上げていくということです。

初めてクラブを握る初心者数人に、ドライバーを振り回すことから始めてみましたが、3回目には10球に1球の割合で、結構遠くまでボールを飛ばせるようになっていました。当たった時に爽快感を感じるのか、とても楽しそうでした。あとは、確率を上げるために細かい部分を彫り込んでいけばいいだけですね。

何も考えずにクラブを思いっきり振ってみる。

皆さんも一度試してみてはどうでしょうか。案外早くスウィングが出来てくるかもしれませんよ。

 

 

 

 

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員