Yes, から始まるあるがまま。

ノースベリック2番、429ヤードPar4、ホールネームはSea。嫌でも視界にはいりこむ海岸が緊張感を生む。少し右斜め方向にセットアップされたフェアウェイのどこを狙うのか、風のふきかた次第で大きく変わる。幸いにも微風、勇気を出してドライバーを振り切った。

結果は希望より大きく右にそれた海の中。気付かれた方もいたかもしれないが、ここの海はプレイエリアだ。偶然にも潮はひいている。キャディーにすすめられた5番でなく8番を持ち海岸におり、ボールの様子をうかがった。間違いなく自分のものだしライは悪くない。一息ついて、覚悟を決めた。

無心で打ちこんだ球は驚くほどいい感じに飛び出した。あの感じなら5番でも問題なかったと直後に思う。水を含んだ砂は硬く締まっていることをキャディーは熟知してたのだ。否定からは何も生まれない。あるがままを受け入れるためには先ずは Yes からはじめよう。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー