クラブが振れるグリップ法

21.4世紀ゴルフ(149)

思ったように飛距離が出ない、ボールが右に曲がるという方も多いのではないでしょうか。

クラブヘッドにスピードをつけて、フェースをスクエアにインパクトする感覚・イメージがつかめていないのかもしれません。

今回は、クラブヘッドが正確に速く振れる感覚・イメージをつかむ提案です。

左手小指を外してグリップする(または左手小指だけ握らない)です。

正確に速くクラブヘッドを動かすには、クラブヘッドの動きを左手が邪魔しないことが大切ですので、それを強制的に行うものです。

グリップのやり方です。
・小指を外す。グリップエンドから小指が外れるようにクラブを長く握る。
・小指だけ握らない。いつもと同じグリップをしてから小指だけを立てる。
左手は小指以外はしっかり握ってOKです。右手は全部の指でしっかり握ってください。

このグリップでクラブを振ってみると、これまでよりクラブヘッドやクラブ全体の重さを感じたり、クラブヘッドがブラブラっとした感じがすると思います。また、手・腕の使い方も今までと違った感じがすると思います。                                      

これが左手がクラブヘッドの動きを邪魔しない動きになりますので、この感覚・イメージを確認してください。

始めは「これでスイングしたらクラブが飛んで行っちゃいそう!」になると思いますので、軽い素振り、ボールを打つにしても軽いスイングから始めてみてください。

あくまでも、スイングのイメージ・感覚をつかむためのものです。
実際のフルスイングでは左手小指は握ってOKですが、小指を外した時の感覚を保ってスイングしてみてください。

慣れるまで少し時間がかかると思いますが、この感覚がつかめてくると、思いのほか飛距離も伸びますしボールは右に曲がることもなくなります。また、左腕のヒジ・手首を痛めることが少なくなると思います。

お試しを。

 

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員