21.4世紀ゴルフ(145)
今回は、スイングのキモとして、ダウンスイングで通り道を作る提案です。
142回で、その手・腕とクラブヘッドを上手く振るための準備の提案をしましたが、スイングのキモの中で、最も通り道を作りにくいのがダウンスイングです。手・腕とクラブが通る道を出来るだけ広く作ることがとても重要です。
結論から言うと、「ダウンスイングの始めで、体の右サイド(右腰、右肩)が左サイドよりボールに近くならないように、腕とクラブを振るイメージを持つ」ことです。
ダウンスイングの始めで右サイドが左サイドよりボールに近くなると、身体が腕・クラブの通り道を邪魔をして、ボールに向かって直線的に振り下ろすことができません。邪魔している身体を避けて腕とクラブを振ることになりますので、クラブヘッドの軌道は外側を遠回りします。結果、飛球線に対してアウトサイドインになり、プッシュアウト、スライス、ヒッカケになり方向が安定しません。
ダウンスイングの始めで身体の右サイドをボールから遠ざけておくことで、腕とクラブの通り道が確保できます。
そうすることで、腕とクラブを直線的に振ることができて、身体の正面(アドレスの状態)でクラブフェースがスクエアにインパクトできますので、ボールは曲がらず狙ったところに正確に打つことができます。
どうしたらできるのか。ここから提案です。
下記、腕とクラブの通り道を広くするダウンスイングのイメージの例です。
・トップからダウンスイングで意識して身体を回し戻すイメージを持たないこと
・右ヒジが右脇腹に当たらないように通るイメージ
・トップから右ヒジを伸ばしきってインパクトするイメージ
・インパクトで、おヘソ・胸がボールを向いているイメージ
皆さんそれぞれにイメージしやすいやり方が見つかれば、それで結構です。
アドレスをしっかり取ることが前提です。特に、右サイドをボールから遠ざけておくイメージで構えて実践してみてください。
これまで持っているスイングイメージと違うと感じる方が多いと思いますので、その分スイングのイメージが描きにくく、身体の動きの違和感もかなりあると思います。
ですので、身に付けるには少し長い時間を要しますが、ボールは曲がることなく真っ直ぐ狙ったところに飛ぶようになります。
時間がかかっても身に付けたい方は、お試しを。