歳月人を待たず

片手指折る間もなく散り落ちた。光陰矢の如しと感じながら過ごす北の大地はもうすぐ雪が降る。今年もあとふた月ほど終い。

はさみが痛むと言われた剛毛もいつしか細くなり

もはや風前の灯火ともいえる

つい数日前に美しさに見惚れていた紅葉も

もうほとんど枝先に残るものはない

 

時は止まることがない

 

いまを最大に愛しみ楽しむこと

簡単そうで中々できない事である

むしろこの頃は

未来の希望に夢を託すことに勤しんでいる

 

四つ葉を探していては本当の幸せなど巡り合えることはない。いまそこにある現実に感謝するところから、幸せは芽生えるものだ。

 

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー