晩節

ときどき思い出したかのように羽根をバタつかせる。空を飛んでいたころを想いだしたのか、また飛ぼうとしているのか、ときどき小さな波紋をたてる。

冬を待たずして一生を終える水面のトンボをみながら自己回想にふける。どうありたいのか、どうおわりたいのか。

まだ晩節だとはおもっていないけれど、汚したくはないし汚れたくもない。そんなことをふとおもう2022年秋の頃。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー